水廻りの安心・快適を追求、新たな発想で市民のインフラを守っていく
『神戸市管工事業協同組合』
■背景・目的
当組合員は市民生活の「水廻りの快適性」を追求し、満足いただけるサービスを提供することに誇りを感じている。しかし悪徳業者に騙され、高額な修理費用を請求されるケースが後を絶たない。そんな時、神戸市が適切な価格で適切な対応ができる「水道修繕受付センター」受託事業者を募集するとの情報を得た。これこそ当組合、組合員の使命であると考え、本事業に積極的に取り組むことになった。
■取組みの手法と内容
平成20年8月、神戸市より水道修繕受付センター業務を受注、運営をスタートし、365日、24時間体制で水回りの修理受付、修理業者の手配・修理まで行っている。平成21年には官公需適格組合認証を取得し、経営基盤が整備されている組合であると国からのお墨付きを得た。その後も技術の研鑽、「ビジネス電話対応研修」等様々な研修を実施、サービス品質の向上に努め、水道修繕受付センター業務の充実を図ってきた。
また、悪徳業者撲滅のための市民への啓蒙活動を積極的に実施。神戸市指定業者である組合のPR活動も積極的に行ってきた。さらに、平成28年10月より、水道メーター検針業務、未納整理業務、メーター閉開栓業務を併せて受注、平成29年4月より水道修繕受付センター業務を再受注した。新たな活動に取り組みながら、現在もさらなる市民生活の向上に貢献している。
組合活動は地域内だけに留まらない。昨今、日本全国各地で天災が頻発しているが、当組合は阪神・淡路大震災の経験を活かし、被災地の支援や、災害への備え・災害時の対応方法等をアドバイスしている。
そして、その活動を通して経験・ノウハウを見える化し、「マニュアル」にまとめる必要があると感じたため、平成28年度より中央会の支援を受け、マニュアルの作成に向けて取り組んでおり、本年度に完成予定である。
■成果とその要因
初年度の電話受付件数は3,259件、修繕出動件数1,110件であったが、昨年度は電話受付件数14,890件、修繕出動件数5,188件と増加しており、認知度は年々確実に向上している。
また、積極的に研修を実施して技術力・品質の向上及び態度教育にも力を入れ、青年部会を中心とした市民向けセミナー、講習会の実施、市内河川の清掃ボランティア活動など組合のPR活動をしてきたことが認知度向上に寄与している。
■事業・活動 実現のキーファクター
市民生活の「水廻りの快適性」を追求し、満足いただけるサービスを提供すると共に、「水を使う楽しさ」を追求している。
先進組合事例
収集年度(2019年/平成31年)より
<組合の概要>
組合名 | 神戸市管工事業協同組合 |
事業 | ・管工事業 |
住所 | (〒652-0047)神戸市兵庫区下沢通3丁目4-25 |
組合員数 | 108名 |
出資金 | 166,320千円 |
お問合せ | TEL:078-575-0961 |
URL | https://www.mizu.or.jp/ |