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【成功事例】株式会社青山産業研究所(篠山市)

公開日:2019-06-05

現代のライフスタイルに合わせた伝統産業「こはぜ」の新用途の提案

 同社は、大正8年(1919年)に創業して今年で100周年となる老舗企業です。足袋や、職人が使う手甲(てこう)などに用いられる日本の伝統的な留め具「こはぜ」を製造しています。

 和装の需要が減少するなか、同社ではこの度、こはぜの新たな需要を開拓するための新商品を考案しました。長時間のパソコン作業による手首の痛みなどに悩む人に向けた「パソコン作業用のリストウェア」を、クラウドファンディングを通じて世の中に提案しました。「留めやすくて外れにくい・ほどよく締まるフィット感・耐久性の高さ」といった、こはぜ本来の機能性をアピールした結果、今までのパソコン用のアームレストでは悩みが解消しなかった人たちの共感を呼び、200人以上の支援者を集めることに成功しました!

 クラウドファンディングは、このように新たな発想から生まれた試作品を低予算で発表することができ、そして一般発売を行う前に市場の反応を確かめられる利点があります。また、クラウドファンディングサイトを通じることで、同社のことを全く知らない新しいお客様への魅力発信もできました。
 同社の久保社長は、「プロジェクトの成功が本当の意味でのスタートと考えている。この商品が届いた後に
支援者からどんな感想が聞けるのか、期待もあるし不安もある。その声から次の事業展開につながる要素を見つけたい」と語っていました。
 当会では、引き続き、クラウドファンディング運営サイトの大手であるMakuakeと提携し、新たにプロジェクトに挑戦したい中小事業者を支援します。現在、案件を募集中です。

株式会社青山産業研究所

プロジェクトURL https://www.makuake.com/project/listwear/

クラウドファンディングの仕組みに関するご質問・ご相談
    兵庫県中央会 連携推進課 (担当:佐藤)まで TEL:078-331-2045