＜ 社会貢献･S D G s ＞

「LED照明で「こども食堂」に温かい食卓と団欒を提供する！」

ー我々のもつ技術やノウハウを活かせる、地域貢献「こども食堂」を応援するプロジェクトがスタート！！ー

昭和４９年、兵庫県全体に電材業界の「共存共栄の実」を拡げようと組織化、そして電材業界のイメージアップと発言力向上を目指し、組合が立ち上がった。
これまで兵庫県民に様々なイベントを通じて節電に関する商材を紹介しながらエネルギーや電気の有益な使い方を啓蒙など様々な地域貢献活動を実施してきたが今回、兵庫県の関係者から、組合として「こども食堂」へ何らかの支援ができないかという相談を受けたのがはじまりである。
こども食堂は、子どもやその親、地域の住民に対して、無料またはリーズナブルな価格で栄養のある食事や温かな団らんを提供する場として子どもと大人たちとのつながりや地域コミュニティの連携の有効な手段としても注目されている。兵庫県では現在、100カ所前後のこども食堂が運営されており、こども食堂でＬＥＤ照明を使用することで温かい空間が演出でき、食卓に並んだ食べ物もより美味しく見えるなど我々のもつ技術やノウハウを活かせることができないかとの想いで組合員・業界関係者の賛同を経て、兵庫県内にある「こども食堂」を応援するプロジェクトがスタートした。

ー「ステッカー作成でこども食堂の啓蒙そして電気工事工業組合連携の
もとＬＥＤ照明器具を提供！！ー

まずは、取組みの一つとして「こども食堂」の啓蒙活動を行った。こども食堂は全国的に開設が進む一方、兵庫県では地域によってばらつきが見られ、地域の規模と比較しても十分な数とは言えない現状にある。そこで、こども食堂に対する応援を表明したステッカーを作成。まずは「子ども食堂とは？」といった周知の段階に働きかけるツールとしてPRステッカーを兵庫県電気工事工業組合と同組合が、それぞれの組合員の営業車や店舗に貼付を行いPRした。
そしてLED照明器具の提供による「こども食堂」の環境改善活動を実施した。兵庫県が支援先こども食堂を選定。当組合が取りまとめ役となり、支援先こども食堂に出向き要望を確認。現場確認の上、作業内容、段取りの打ち合わせ、作業日程の決定。
LED照明器具は当組合がメーカーから購入、兵庫県電気工事工業組合に納入し、工事は兵庫県電気工事工業組合が実施した。

ー電器業界の工・製・販が連携した結束でこども食堂を通じた問い合わせが増え、業界のＰＲへ！ー

「こども食堂」の啓蒙活動によりPRしたことで、他のこども食堂からの問い合わせや同組合の活動内容についての問い合わせが増えつつある。またLED照明器具の提供による「こども食堂」の環境改善は、1年目は県内3ヶ所、2年目は現在までに3ヶ所のこども食堂にLED照明器具を提供し、結果支援したこども食堂からは「蛍光灯からＬＥＤ照明に取り替えたら部屋の雰囲気も明るくなり、子どもたちや女性スタッフも大変喜んでいる。とくに暖色系のあかりは、いままで以上に食事を楽しくさせる効果があるように感じている」と感謝のお言葉も得ている。また当事業は地元テレビ局のサンテレビのニュースに取り上げられ、地域へのPRにも繋がった。
今事業の成果を獲得した要因は、電器業界の工・製・販が連携し三位一体となって事業に取組む体制ができたことである。

ー社会貢献活動から物売りではなく事売りをする提案力で業界や事業者の生き残りを目指す！ー

当組合の電気資材卸業の認知度はまだまだ低い。世の中はIT化を含め技術革新が目覚ましい。個店同士の競争も激化している。商品を売るだけでは生き残れない。生き残るためには物売りではなく事売りをする提案力が必要になっている。組合の在り方も変域社会に貢献し、認知度を高めていくことが近道だと考える。今回の地域貢献活動から事売りをする提案力が培われ、また人材採用・育成活動等において組合員に良い影響をもたらすとし、事業だけでなく地道に社会貢献活動を続けて行かなければならない。

＜組織概要＞