企業・小規模事業者や中堅企業が、経営力向上のための人材育成や財務管理、設備投資などの取組を記載した「経営力向上計画」を事業所管大臣に申請していただき、認定されることにより固定資産税の軽減措置や各種金融支援が受けられます。今回、経営力向上に取組んだ企業「高丸工業株式会社(西宮市)」を紹介します。
高丸工業株式会社は、兵庫県西宮市に位置し、産業用ロボット、ロボットシステムの企画・設計・製作・販売からメンテナンスを手掛けるメーカー。
ロボットシステムインテグレーターとして全てのロボットメーカーと取引をしてきたことでメーカごとの違いや特徴について豊富な知識を有しており、ユーザーに合った最適なロボットシステムを提案しています。
溶接、搬送、バリ取り、塗装等のロボットシステムを、全て一品一品お客様のご要望に合わせ、オーダーメイドにて臨機応変に対応しています。
平成25年度には兵庫県が主催する「ひょうごNo.1ものづくり大賞」選定企業として鏡板の穴開けなど複雑な作業が簡単なデータ入力でできる「自動教示・鏡板切断ロボットシステム」を開発で選考委員会特別賞を受賞した。
これまで鏡板のケガキ作業や穴あけ作業ロボットでは、オフラインプログラミングを活用しても対象物の三次元モデルの作りこみが必要で、しかも鏡板の寸法精度の差が許容範囲を超えるなどの問題があり、時間のロスや操作作業も複雑だったが
このシステムでは、寸法と位置のデータを入力するだけの極簡単な操作で、ロボット動作プログラムを自動的に作成でき、従来手作業で行っていた、けがき(マーキング)、切断、穴開け、ティーチングの作業をロボットが代替し、作業工程数と時間の大幅な低減を実現しました。
当社が目指す中小企業でのロボット活用。投資額が大きいのもネックですが操作が難解で使える人がいない課題を解決すべく、平成19年に「尼崎ロボットテクニカルセンター(ARTC)」を設立しました(平成28年4月法人化)。 ロボットテクニカルセンター(RTC)」では「ユーザーにロボットを選んでもらう場」、また、ロボットを使う技術者の養成スクール、コンサルティング、トライアルを積極的に行っています。
当社の強みであるメーカー各社のロボットの特徴を把握していることから最適なロボットシステムをユーザーに提案に加え、工場導入前にはトライアルを行いロボットのティーチングや産業用ロボット安全特別教育講習などの」を実施し、オペレーターの育成を行い、ロボットシステムの導入をサポートしています。さらに、安全特別教育のほかに地元高校生や修学旅行生などに対し、ロボットの啓蒙活動や人材育成を行っています。
社長からの一言!!
少子高齢化社会の到来、そして労働力不足が懸念される中、ロボットへの期待は高まっている。
当社は「ロボット業界はコンピューター業界の未来である」と言う考えの元、創業者ビル・ゲイツが創り上げたように、ユーザーがロボットを簡単に使いやすくする機能を提供した企業を目指したい。
動画
動画URL:https://www.youtube.com/user/takamaruengineers
ロボットシステムインテグレーター高丸工業㈱
産業用ロボット、ロボットシステムの企画・設計・製作・販売からメンテナンスまでお任せください。