中小企業のみなさま、経営、マーケティング、労働、事業承継、商品開発…何でも兵庫県中小企業団体中央会へご相談ください!
中央会活用事例「株式会社長手長栄堂」
中央会活用事例「関西メディア株式会社」
中央会活用事例「丸一興業株式会社」
中央会活用事例「株式会社喜市」
中央会活用事例「株式会社上野商店」
中央会活用事例「足立織物株式会社」
中央会活用事例「明和株式会社」
中央会活用事例「日藤ポリゴン株式会社」
中央会活用事例「播州織工業協同組合」
中央会活用事例「淡路瓦工業組合」
中央会活用事例「兵庫県パン商工組合」
中央会活用事例「企業組合氷上つたの会」
中央会活用事例「髙丸工業株式会社」
中央会活用事例「灘菊酒造株式会社」
中央会活用事例「株式会社フジタ精米人」
中央会活用事例「アニバーサリーボイス」
中央会活用事例「有限会社ボック(神戸洋藝菓子ボックサン)」
中央会活用事例「テラコッタアートVASARA」
中央会活用事例「菊水ゴルフクラブ」
中央会活用事例「KEKKOI」
中央会活用事例「株式会社オキフーズ」
中央会活用事例「北神生コンクリート協同組合」
中央会活用事例「オリーヴ菓子開発プロジェクト」
中央会活用事例「播州皮革工業協同組合」
中央会活用事例「神栄化工株式会社」
中央会活用事例「株式会社青山産業研究所」
中央会活用事例「株式会社藤原」
中央会活用事例「ヒロセエンジニアリング株式会社」
中央会活用事例「兵庫フード協同組合」
中央会活用事例「清水木工所」
中央会活用事例「伊藤牧場のジェラート屋さん「ぐらなーと」」
中央会活用事例「兵庫・阪神家電設備事業協同組合」
中央会活用事例「Café Kitchen ReBorN(リボン)」
中央会活用事例「兵庫県手延素麺協同組合」
中央会活用事例「菅哉物産株式会社」
中央会活用事例「あわじ里山プロジェクト」
中央会活用事例「淡路麺業株式会社」
中央会活用事例「坂本商店」
中央会活用事例「氷上商業開発株式会社」
中央会活用事例「エムズ」
中央会活用事例「HBSM情報交流会」
中央会活用事例「田中繊維株式会社」
中央会活用事例「株式会社スイカン」
中央会活用事例「黒木テック工業株式会社」
中央会活用事例「関西電気工事工業協同組合」
中央会活用事例「橋本裕司織布」
中央会活用事例「物流ネットワークシステム協同組合」
中央会活用事例「株式会社イトデンエンジニアリング」
special interviews
印刷用pdfファイルをダウンロード
case no.36

あわじ里山プロジェクト

「あわじ島ちく」で、放置竹林問題解決の成功事例となり活動を広めたい

company profile
創立:
2019年(令和元年)3月
事業内容:
淡路島の放置竹林の有効活用
住所:
〒656-2122
兵庫県洲本市安乎町中田753番地
連絡先:
TEL:0799-28-1588
FAX:0799-28-1588
URL
https://awaji-satoyama.com/
  1. 「放置竹林」に取り組むプロジェクトを始動
  2. 広報活動の一環でプレスリリースセミナーを活用
  3. 今後の事業展開に向けたサポートを期待
事例集36_あわじ里山プロジェクト01
高木さん(右)と辻さん
深刻化する放置竹林問題

あわじ里山プロジェクトは、淡路島の放置竹林問題に取り組むべく活動されている。春の到来をいち早く知らせるタケノコや、生活の場で利用されてきた竹製品の数々。孟宗竹は、主にタケノコ収穫の目的で栽培されてきた。それが今、日本中で増え続け、雑木林の枯死をもたらすという。生産者の高齢化と共に、プラスチック製品の台頭や安い海外産品の増加が、竹林の放置に拍車をかけている。このたび、同プロジェクトでは「あわじ島ちく」という「メンマ」を塩のみを使い完全無添加で商品化された。メンマの国産率は、なんと1%だという。それぞれの得意分野を活かし、活動されている高木さん、辻さん、武田さんに話を伺った。

プロジェクト始動
事例集36_あわじ里山プロジェクト02
あわじ島ちく

代表を務める高木さんは、洲本市の地域おこし協力隊として活動していたときから、アクセサリーや日用品作りなど竹の有効活用に取り組んできた。その中で、同じ竹林問題解決の一助として福岡県の「糸島コミュニティ事業研究会」がメンマづくりを提案されているのを知り、勉強会に参加。メンマづくりに取り組む様子をSNSで発信していた。

広報を担当する辻さんは、ご主人が里山整備に携わられている関係もあり、放置竹林問題にも興味をもっていた。ていねいな田舎暮らしを志し、切ることが中心の里山整備で出る間伐材の有効利用を実践。木材を薪ストーブの燃料として使ったり、竹炭を自家菜園の土壌改良に使ったり、と家庭レベルでできることから取り組んでいた。

高木さんのメンマづくりの発信を見た辻さんは、「味噌や梅干をつくるように」自家製のメンマづくりを始め、さらにSNSで発信。それを目にしたのが、地元で水産加工業を営む武田さんだった。

増えた竹林は山を覆い、広葉樹林が育たなくなる。山は活力を失い、海へ栄養をもたらさなくなる。結果、魚に栄養が届かないという悪循環を生む。漁獲量減少にも関わる問題だ。人手の入らない竹林には鹿や猪が住み着き、農作物への獣害も顕在化している。淡路では、いかなご漁が盛んで、それを加工する水産業者も多い。武田さんは、幼竹でメンマが作れることは以前から知っていたが、淡路島でやり始めた人がいる!とすぐに合流。早春のいかなご漁を受けての加工作業が終わるころ、収穫期を迎える幼竹を自らの設備を使って加工することを提案。

パズルが嵌るようにプロジェクトが動き始め、構想から約3年、2020年、商品化へ漕ぎつける。

事例集36_あわじ里山プロジェクト03
2mほどに育った幼竹が原料となる
プレスリリースセミナーに参加

商品ができれば次は世に出す番だ。以前から中央会を活用している武田さんの紹介で、中央会主催の「プレスリリースセミナー」に参加することに。報道機関に向けて、商品やサービスの情報を提供するための戦略を一から学んだ。その後、参加者の中から8社が選ばれ、合同記者発表会が開催される。参加者のほとんどが初めての記者会見とあって、プレゼン内容の洗い出し、原稿作成、伝わる話し方…と、入念に確認しながらカメラリハーサルを経て本番まで、トータルにサポートが受けられる。原稿を書く中で、活動そのものについても再認識することができた。

会場で記者を招いて行われる発表会では、コロナ禍であり、初のYouTube生配信も行われた。「あわじ島ちく」のプレゼンは、目標がはっきりしていて、地域性、ストーリー性もあることから高評価を得た。慣れないプレゼンに最初は緊張したが、8社合同の参加者仲間がいたことや、入念な打ち合わせや練習ができたことで、本番は落ち着いて乗り切れたという。

お留守番中の子どもたちや、遠方に住む友人など、生配信という形を取ったことで、反響を身近に感じることができた。Youtubeに動画として保存されているので、いつでも見てもらえるし、自身でも見返すことができるのもありがたい。

事業化を見据えて
事例集36_あわじ里山プロジェクト04
中央会 永久と

初年度の商品は好評のうちに完売した。国産無添加で安全安心、環境保護にも寄与できて、しかもおいしい。時代の求める商品に育った島ちくをまずは淡路島で、そして同じ問題を抱える日本全国へ広めるのが夢だ。春には幼竹を収穫し、よい幼竹を収穫するため、秋冬の間に竹を伐採したり土を掘り返したり、と竹林を整備する。大変な作業だが、多くの人たちの協力を得て、プロジェクトは進行している。環境問題はボランティアで取り組まれている部分も多く、個人への依存が否めない。島ちくの製造販売が事業として成り立てば、放置竹林問題だけでなく、携わる人たちにとっても活路が開ける。地域おこしにもつながる。今後は、事業化についても中央会へ相談しつつ進める予定だ。

活動は話題を呼び、メディアからの取材も多い。でも、さらに多くの人に関心をもってもらうため、SNSも活用しながら自分たちの声で発信を続けている。竹林から届けるオンライン勉強会を開いたり、島内の子どもたちを招いてワークショップを開いたり。レシピも次々に考案して発表している。これもまた、多くの協力者があってのこと。「山から海へ・次世代へ」をスローガンに、かつて私たちの生活に密着していた里山を取り戻す、未来の子どもたちへとつなぐプロジェクトから目が離せない。

あわじ島ちく販売サイト(base内) https://awaji310yama.thebase.in/

---2021年3月
担当者からひとこと
メンバーのそれぞれが得意分野を活かして活躍しておられ、とても生き生きした団体です。合同記者発表会では、飾らない朗らかな様子で臨んでいただいたことで、団体の活動や国産メンマ「あわじ島ちく」のPRを存分にしていただきました。現在は市民団体の領域を超えて事業化することを計画中とのことですので、引き続きお手伝いできれば幸いです。
中央会_永久
担当者:永久 歩
中央会では、団体・経営者の皆様がお持ちの様々な経営課題を解決するためのメニューをご用意しています。
中央会では組合、組合員企業(中小企業)の様々な相談に日々対応しています。「動く・つなぐ・結ぶ」中央会の一面、団体・中小企業が中央会を活用して課題解決に向けて熱心に取り組む様子をお伝えします。
中央会活用事例「株式会社イトデンエンジニアリング」
case no.48
株式会社イトデンエンジニアリング
飲食店開業セミナーや専門家派遣も積極活用
読んでみる
中央会活用事例「物流ネットワークシステム協同組合」
case no.47
物流ネットワークシステム協同組合様
中小運送事業者も組合を通じて労働環境をバージョンアップ
読んでみる
中央会活用事例「橋本裕司織布」
case no.46
橋本裕司織布
BtoCの情報発信でブランド力を高め、播州織で地域創生を目指す
読んでみる
中央会活用事例「関西電気工事工業協同組合」
case no.45
関西電気工事工業協同組合
「エコぴぃサポ」システム導入で組合員同士の仕事情報共有
読んでみる
中央会活用事例「黒木テック工業株式会社」
case no.44
黒木テック工業株式会社
創業70年の遊具メーカーが遊園地業界の再生をかけて挑む
読んでみる
中央会活用事例「株式会社スイカン」
case no.43
株式会社スイカン
中央会の支援でBCP(事業継続計画)策定
読んでみる
中央会活用事例「田中繊維株式会社」
case no.39
田中繊維株式会社
ナショナルブランドの靴下開発の苦労と手ごたえ、そして今後の展開
読んでみる
中央会活用事例「HBSM情報交流会」
case no.41
HBSM情報交流会
活路開拓補助金で得た調査結果を活かして収益化を目指す
読んでみる
中央会活用事例「エムズ」
case no.40
エムズ
地元密着を大切に、それぞれの場面でがんばっている人たちを支えたい
読んでみる
中央会活用事例「氷上商業開発株式会社」
case no.39
氷上商業開発株式会社
活路開拓補助金で得た調査結果を活かして収益化を目指す
読んでみる
中央会活用事例「坂本商店」
case no.38
坂本商店
クラウドファンディングで自社製品をマーケティング
読んでみる
中央会活用事例「淡路麺業株式会社」
case no.37
淡路麺業株式会社
SNSを活用した じわじわと広がるファンとのつながり
読んでみる
中央会活用事例「あわじ里山プロジェクト」
case no.36
あわじ里山プロジェクト
「あわじ島ちく」で、放置竹林問題解決の成功事例となり活動を広めたい
読んでみる
中央会活用事例「菅哉物産株式会社」
case no.35
菅哉物産株式会社
プレスリリースで発信力の強化を実践
読んでみる
中央会活用事例「兵庫県手延素麺協同組合」
case no.34
兵庫県手延素麺協同組合
伝統食材の歴史を重んじ未来を拓く
読んでみる
中央会活用事例「Café Kitchen ReBorN(リボン)」
case no.33
Café Kitchen ReBorN(リボン)
人が集まり、自分もお客さんも夢を実現できる場を作る
読んでみる
中央会活用事例「兵庫・阪神家電設備事業協同組合」
case no.32
兵庫・阪神家電設備事業協同組合
町の電器屋さんとして地域の暮らしをサポート
読んでみる
中央会活用事例「伊藤牧場のジェラート屋さん「ぐらなーと」」
case no.31
伊藤牧場のジェラート屋さん「ぐらなーと」
地元に寄り添い、地域食材を使った優しい味のジェラート
読んでみる
中央会活用事例「清水木工所」
case no.30
清水木工所
蓄積された技術とITの融合で これからの靴づくりを牽引する
読んでみる
中央会活用事例「兵庫フード協同組合」
case no.29
兵庫フード協同組合
酒米「山田錦」を守り、発展させる
読んでみる
中央会活用事例「ヒロセエンジニアリング株式会社」
case no.28
ヒロセエンジニアリング株式会社
端材の利用で一般消費者にアピールする
読んでみる
中央会活用事例「株式会社藤原」
case no.27
株式会社藤原
発注者と受注者そして従業員 すべてが満足できるために奮闘
読んでみる
中央会活用事例「株式会社青山産業研究所」
case no.26
株式会社青山産業研究所
日本伝統の留め具 こはぜを再認識して守り伝える
読んでみる
中央会活用事例「神栄化工株式会社」
case no.25
神栄化工株式会社
黒子の靴底に光を当てる!受注生産型製造業から独自商品を発信
読んでみる
中央会活用事例「播州皮革工業協同組合」
case no.24
播州皮革工業協同組合
産地での直販の強みを生かしてブランド化を図る
読んでみる
中央会活用事例「オリーヴ菓子開発プロジェクト」
case no.23
オリーヴ菓子開発プロジェクト
連携グループ集中支援事業を活用した菓子づくり
読んでみる
中央会活用事例「北神生コンクリート協同組合」
case no.22
北神生コンクリート協同組合
景気回復基調といわれる今こそ課題解決と基盤固めの好機
読んでみる
中央会活用事例「株式会社オキフーズ」
case no.21
株式会社オキフーズ
淡路島の蒲鉾屋しかできないことを極め
地域貢献したい
読んでみる
中央会活用事例「KEKKOI」
case no.20
KEKKOI
『スイーツで笑顔になる人を増やしたい』
夢に向かって発信!
読んでみる
中央会活用事例「菊水ゴルフクラブ」
case no.19
菊水ゴルフクラブ
SNSをひとつのツールとしてよく知り
経営戦略に生かす
読んでみる
中央会活用事例「テラコッタアートVASARA」
case no.18
テラコッタアートVASARA
IT活用で工房から職人が発信する成功事例となり
伝統技術継承に尽くしたい
読んでみる
中央会活用事例「有限会社ボック(神戸洋藝菓子ボックサン)」
case no.17
有限会社ボック
ITでプロモーション大会2014参加で社内のチーム力アップ
読んでみる
中央会活用事例「アニバーサリーボイス」
case no.16
アニバーサリーボイス
創業間もないころのプロモーション大会参加で自らの強味を再確認
読んでみる
中央会活用事例「株式会社フジタ精米人」
case no.15
株式会社フジタ精米人
補助金を利用して
新製品を開発
農業ビジネスで地域貢献を
読んでみる
中央会活用事例「灘菊酒造株式会社」
case no.14
灘菊酒造株式会社
第三者の客観的な立場からの支援が歴史ある酒蔵の新しい展開に役立った
読んでみる
中央会活用事例「髙丸工業株式会社」
case no.13
髙丸工業株式会社
中小企業の力で
最強のものづくり日本を再現したい
読んでみる
中央会活用事例「企業組合氷上つたの会」
case no.12
企業組合氷上つたの会
企業組合設立による法人化
社会的信用度もアップし、理事長の交代にも成功
読んでみる
中央会活用事例「兵庫県パン商工組合」
case no.11
兵庫県パン商工組合
抱える課題が多いからこそ中央会の支援を個々のパン屋へも広げたい
読んでみる
中央会活用事例「淡路瓦工業組合」
case no.10
淡路瓦工業組合
和の伝統「瓦」の価値再発見の提案へ向け、組合員個々に支援の浸透を
読んでみる
中央会活用事例「播州織工業協同組合」
case no.9
播州織工業協同組合
「活路開拓事業」で専門家派遣を利用し、機能性布地の新製品開発に成功
読んでみる
中央会活用事例「日藤ポリゴン株式会社」
case no.8
日藤ポリゴン株式会社
補助金活用で開発したスロッターマシンが大きな柱となる事業に発展
読んでみる
中央会活用事例「明和株式会社」
case no.7
明和株式会社
マッチ産業から製麺業へ 販路拡大、海外進出への支援活用が課題
読んでみる
中央会活用事例「足立織物株式会社」
case no.6
足立織物株式会社
若い後継者への事業承継を進める中で多くの支援と経験値を上げる機会が得られた
読んでみる
中央会活用事例「株式会社上野商店」
case no.5
株式会社上野商店
人間的なつきあいの深まりで、かゆいところに手が届くサポートが得られた
読んでみる
中央会活用事例「株式会社喜市」
case no.4
株式会社喜市
「経営革新計画」策定サポートで、自社の経営全般を振り返り見直すことができた
読んでみる
中央会活用事例「丸一興業株式会社」
case no.3
丸一興業株式会社
新しいことに挑戦し続ける企業を応援してくれる中央会の門戸は広い
読んでみる
中央会活用事例「関西メディア株式会社」
case no.2
関西メディア株式会社
バーチャル展示会HYOGO!の動画を受注したことで中央会をとことん活用できた
読んでみる
中央会活用事例「株式会社長手長栄堂」
case no.1
株式会社長手長栄堂
農商工連携補助金で地元の農家とのコラボレーションが実現
読んでみる