ドライバーの時間外労働の上限規制などにより、労働時間が短縮されることで生ずる問題の総称です。
トラックの稼働時間、ドライバーの収入減少、行政指導のリスクアップ等があり、結果として物流コストの上昇も見込まれます。トラック輸送のリソースが減少することで、モノが運べない、モノが作れないとならないように業界全体で早期に対策する必要を感じていました。
日頃から中央会様のお世話になっているのですが、2024年問題の対策を相談する上で、事業の活用、専門家の招聘に関してアドバイスを頂きました。
日頃の組合内での情報交換だけでは、新たな規制などを高いレベルで理解する事は困難で、課題となっていたため、青年部で専門委員会を設置し、情報収集や協議を開始しました。
とても丁寧にフォローいただきました。
また、研修実施の際には参加いただき、第3者としての質問や意見を積極的に言って頂けたのが良かったです。
普段、なかなか自分たちで動いて、業界について考える機会がない中、専門家を呼んで、何度となく話す機会を頂くことで、より深く問題に対して考え知ることができ、良い機会になったと思います。「なんとなく知っている」ことを、「理解している」に変えることが出来たのはこの支援の成果です。
最後に成果報告会では、委員会で取りまとめた2024年問題の対応策を組合企業に情報共有し、青年部から適正な運送事業に関する提言も行いました。
自分達だけでは、どうしても馴れ合いになったり、途中でやめてしまったりするようなことも、この取り組みを使うことで、期限を決めて、やりきることができました。
第三者である専門家の存在はとても大きかったです。同様の機会があればぜひ積極的に活用して、各業界の活性化に活かして欲しいです。
こういう取り組みを今回のみ(1回)で終わらず、継続的にご支援して頂きたいです。
運輸業界では、今後も人手不足が予想されています。まずは適正な運送事業者としての責任を果たしつつ、人材の採用や教育など、新たな課題に組合全体で対応していく所存ですので、中央会様には引き続きサポートをお願い致します。